柏原委託清掃闘争の決起集会に参加してきました
去る3月13日(日)、柏原市立健康福祉センター(オアシス)で開催された柏原委託清掃闘争の決起集会に参加してきました。
「柏原委託清掃闘争」というのは、柏原市*1が、家庭ごみ収集を委託する業者を選定する方法を、従来の随意契約から指名競争入札に変更したことに伴って、長年にわたって安定したサービスを提供してきた業者のシェアが低下し*2、そこを職場とする柏原委託清掃労働組合の組合員の解雇が避けられなくなった問題の解決を求める労働争議のことです。
柏原委託清掃労働組合の西野健司委員長は、3月4日から13日まで、9日間に及ぶハンガーストライキを決行しました。今回の決起集会は、このハンガーストライキの解除に呼応して開催されたものです。
私に対して、「電子専門労組*3の代表として連帯の挨拶をしろ」と上のほうから指令がありましたので*4、次のような挨拶を述べさせていただきました。
電子専門労組の大黒です。
岡本市長は、柏原市の市政運営方針の中で、「住みたいまち、住み続けたいまち、魅力あるまち、柏原」というスローガンを掲げています。しかし、このまま岡本市長に市政運営を続けさせたならば、遠からず柏原市は、「住みたくないまち、住み続けたくないまち、魅力のないまち」になってしまうでしょう。このことは、一般廃棄物の収集を委託する業者の選定方法を、随意契約から指名競争入札へ変更したという一事からも明らかであります。
この変更は、住民サービスの著しい低下を招くばかりでなく、柏原委託清掃労組の仲間から職場を奪う、断じて許すまじき暴挙であります。公共サービス基本法第11条の精神に則るならば、柏原市には、公共サービスに従事する従業員の雇用を維持する責務があるはずです。岡本市長は、この責務を果たそうとしないばかりか、「お前たちの生活なんて関係ない」とまで言い放っています。絶対に許してはなりません。
我々電子専門労組は、この闘いに勝利するまで、柏原委託清掃労組の仲間とともに、一丸となって闘い抜く決意であります。
以上、はなはだ簡単ではありますが、連帯の挨拶とさせていただきます。ともに頑張りましょう。
柏原市の市長をしている岡本泰明氏というのは、上記の指名競争入札の導入のほかにも、首を傾げたくなる市政運営をいろいろとしているようです。たとえば、2009年には、清掃工場の建設工事をめぐる談合事件で起訴されて失職した枚方市前市長の中司宏氏を市の非常勤職員として採用して、「まちづくり戦略会議」の議長に任命しています。無罪判決が下される可能性があるとしても、刑事事件の被告人を市の要職に就けるというのは、まったく理解しがたい人選です。