「五大記」第二十四話を公開しました

五大記」の第二十四話を公開しました。タイトルは「紙」です。

この物語の中に、想像が現実化した世界へ旅立った人がそこで入手した宝石を握り締めて現実の世界へ戻って来るというエピソードがあるのですが、これは、栗本薫さんの「グイン・サーガ」で語られている、イシュトヴァーンが玉石を握って産まれて来たという逸話を借用したものです。「本歌取りの女王」という異名*1を持つ栗本薫さんのことですから、イシュトヴァーンの逸話にも何らかの本歌があると思われるのですが、私は寡聞にしてそれを知りません。本歌をご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけますと幸甚です。

*1:間違っても「剽窃の女王」などと呼んではいけません。