「大嘗祭非公式ガイドブック・第零版alpha00」を公開しました

昨年の春に私は、「大嘗祭非公式ガイドブック」という文章を書き始めました。これは、大嘗祭に関する基本的な事項について説明する概説書です。私がこれを書こうと思った理由は、大嘗祭が次に執行されるとき、それについての概説書があれば、それに興味を持った人々に喜んでもらえるのではないかと考えたからです。

この概説書を書き始めた昨年の春の時点では、それほど急いで書き進めなくても、次の大嘗祭が執行されるときまでには完成するだろう、と予想していて、その予想を覆す事件がその4か月後に起きるなどとは夢にも思っていませんでした。今上天皇による「お言葉」の公表は、少なくとも私にとっては寝耳に水だったわけです。この事件のお蔭で、書き進める速度があまりにもゆっくりだと、次の大嘗祭までに完成しない可能性がある、ということになってしまいました。そういうわけで、現在、少なくとも気持ちの上では、もっと速度を上げて書き進めなければ、と思っています。

大嘗祭非公式ガイドブック」は、完成すると6つの章から構成されることになる予定ですが、現在はまだ第3章までしか完成していません。しかし、アルファテストを始めてもよい分量には達していると思われますので、現状の段階で公開することにしました。「無料チュートリアル:思想」というサイトに、LaTeXのソースとPDFを置いています。

現在のところ、完成しているのは次の3章です。

  • 第1章「神道
  • 第2章「天皇
  • 第3章「概要」

今後、次のような章を追加していく予定です。

  • 第4章「歴史」
  • 第5章「太一」
  • 第6章「天皇霊

誤字、脱字、間違った記述など、お気づきの点がございましたら、お知らせいただけますと幸甚に存じます。